2017年 第16回総会 紙芝居講座
テーマ:「平和の輝きを紙芝居で-まついのりこ追悼」
日時:2017年11月18-19日
場所:東京・吉祥寺東急REIホテル
講演:小森陽一さん(国文学者、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授)
>>>小森陽一さんの講演内容は、会報31号に掲載されています。
2日間で延べ224名の方が参加。講座の様子をお伝えします。
<プログラム>
2017年11月18日 13:30〜17:30
酒井京子さんのはじめの言葉あと、『みんなでぽん』で始まりました。
まついのりこさんの歩みをたどって
1.紙芝居との出会い
まついのりこさんに初めて紙芝居の創作をお願いした時の話などを、
当時担当された日下部茂子さんに語っていただきました。
のりこさんの前で紙芝居を演じたとき、のりこさんは紙芝居の可能性の大きさを感じられたそうです。
2.紙芝居ならではの作品追求
a.知識の世界
『ねぼすけこびと』
『ぺちゃくちゃくっちゃん』
b.代表作の誕生ーどんなふうにつくられたのか
『おおきく おおきく おおきくなあれ』
3.ベトナムとの交流
『たいせつなうちわ』
『太陽はどこからでるの』
4.理論をつくる
『紙芝居・共感のよろこび』
紙芝居の特性、「観客参加型」の確立
5.全作品をつらぬくもの
a.平和の輝きを
朗読『父よ』(『あの日の空の青を』から一部抜粋)
『ごきげんのわるいコックさん』
『るるのおうち』
b.障がいを越えて共に生きる
『UFOがやってきた』
6.未来へつなぐ
『ひーらいた ひーらいた』
1日目 終了
交流会(任意参加)16:00〜18:00
はじめの言葉のあと運営委員の紹介があり、海外参加者の音頭で乾杯。
「みんなひと言」で、皆さんの紙芝居への想いを語っていただきました。
紙芝居創作講座から生まれた作品
『こわがりつばめのピッピ』『きんいろのうま』
のりこさんの作品を楽しもう
『みっつかな』『ふしぎなつぼ』
パントマイム「ふうせん」:
パントマイミストの松井朝子さんと大きなふうせんをつくり、皆さんでのりこさんに届けました。
『むくむくぽっかりほんわりこ』、終わりの言葉
2017年11月19日 9:30〜15:15
ほんものの文化は平和をつくる
朗読『あの日の空の青を』(一部抜粋)
紙芝居を平和の力にー生きる意味がこめられた作品を手渡そう
『ひよこちゃん』『くれよんさんのけんか』『象牙の櫛』
『こぶたのまーち』『かりゆしの海』『二度と』
小森陽一さんのお話
ー紙芝居と憲法ー
文化として「演じる」こと
『あひるのおうさま』
演じてみましょう(5作品を参加者の方に演じていただきました)
演じたあとに講評も受けられます。皆さん是非立候補してください。
『かっぱのすもう』『モモちゃんのおみせやさん』『ぞうさんきかんしゃぽっぽっぽっ』
『カヤネズミのおかあさん』『おやつのじかんだよ』
観客参加型紙芝居『おやつのじかんだよ』の新鮮な面白さに皆さん爆笑。
演じた男の方は、初めて紙芝居を演じられたそうです。
明日に向かって
『よいしょよいしょ』
まついのりこさんは、3面開きの舞台にとらわれない紙芝居も創作しました。
よいしょ、よいしょ、で綱が伸びていきます。
おわりの言葉
来年の活動紹介もありました。各地での定期講座は2018年9月9日広島県呉市で開催です。
2日目終了
---サインセール---
『紙芝居百科』が発売されました
---海外からの参加者の方々です---